新規のお客さまを獲得するための紙媒体のツールを企画・制作しています。メディアは新聞広告、折込チラシ、雑誌広告などさまざま。さらにご購入いただいたお客さまとのコミュニケーションを深めていくための、ダイレクトメールや商品同梱ツールの企画も行っています。「どのような言葉を使えばお客さまの心を動かせるのか?」まだまだ学ぶことが多い中でも、できるだけ机上ではなく、お客さまのリアルな声から学ぶために、コールセンターで電話を受けたり、百貨店の催事イベントなどで日本中をまわっています。マーケッターであり、広告制作クリエイターであり、なによりもコミュニケーターであることを意識しています。

上長やお客さまのお声をもとに、私がたどり着いた答えについてお話します。井上誠耕園は言ってみれば「旬」を売る仕事だと思います。それは、一般的な化粧品やサプリメントなどの通販商品とは大きく異なるもの。小豆島の美しい環境で、心地よい風が吹き、清らかな水と、恵まれた大地、さんさんと降り注ぐ太陽の中で育った作物から作った商品たちには、それぞれにストーリーがあり、鮮度があり、季節の風景があるんです。だから、商品自体の素晴らしさだけでなく、そういったお値段以上の付加価値を、言葉や写真で伝えることが私に求められていることだと思います。答えにたどり着いたことで、現在では新規のお客さまが毎日のように増えており、催事でも毎回売上目標を達成できるようになりました。

小豆島という環境がそうさせているのか、本当に「みなさん、もれなく良い人」という印象です。上司からの厳しい言葉もたまにはありますが、それはお客さまに不利益が生じないようにするための指導。自分の感情で部下を叱る人はいません。休憩時間や、仕事が終わって帰宅用意をしているほんの一瞬に、仕事とは違う表情で「お疲れ様」と優しい言葉をかけてくれます。顔色がすぐれない仲間を見つけると「大丈夫？代わろうか?」「相談に乗るよ」と、とにかく自然に声をかけてくださるんです。状況を見て仕事の手を止めてまで、相談に乗っていただいたこともありました。私も後輩や部下にそういった配慮ができるよう、常に周りを見てアンテナを張っています。だから実際に務めていただいた際には、不安や心配を気兼ねなく先輩・上司に相談してください。

前述の通り、井上誠耕園の仕事には旬や四季があり、先月と今月では仕事内容やボリュームが大きく変わります。だから大変な面も多いかもしれませんが、その分学べることも多いでしょう。私は去年・先月などの「過去のやり方」に縛られず、自分の新しいアイディアで主体的に仕事ができる環境だとプラスに捉えています。だからこそ成長意欲のある人、PDCAを行うことでより良くなると考えている人、地道な努力を積み重ねれば成長に繋がると考えている人とともに働けることを願っています。もしも、今現在が「そう」でなくても、井上誠耕園で働くことで、きっと主体的で前向きなあなたに進化できるはずです。