農業を進化させた
“井上誠耕園”

美しい海と燦々と降り注ぐ陽の光に恵まれた、瀬戸内海に浮かぶ小さな島「小豆島」。昭和の始め、手つかずの雑木林を開梱し１本の蜜柑の樹とオリーブの苗木を植えたことが井上誠耕園の始まりでした。私たちの社名には「誠実な心で大地を耕し、皆さんに喜んでいただける農作物を作り育てる園でありたい」という、先代の想いが込められています。

六次産業転換への
きっかけ

私は学校を卒業して、実家の蜜柑農家を飛び出すようにして神戸の卸売市場で働く道を選びました。知らないことばかりで、毎日が勉強の連続。そんなある時、小豆島産の蜜柑が競りに出されていることに気がつきました。私の目の前で10キロもの蜜柑が、当たり前のように500円で競り落とされました。祖父母や両親が丹精込めて育てたかもしれない蜜柑が、たったの500円。

しかも店頭ではそれが4,000円もの高値で販売されていたのです。「世の中は生産者ではなく、流通業が儲かる仕組みになっている…」社会の事実に驚愕しました。「井上誠耕園だけでなく、すべての農家が正しく恩恵を受ける仕組みを作りたい！」そんな使命感に突き動かされて、一度は飛び出した実家に戻る覚悟をしました。

もうひとつ知っていてほしいことがあります。ここ小豆島は、近年になって人口減少が加速し、島民の高齢化率は41％以上に達しました。これから訪れる超高齢化社会という問題を抱えた「未来の日本の縮図」と言っても過言ではありません。
だからこそ、私たちが事業を拡大することで小豆島に雇用を増やし、多くの若者（未来の担い手）に「小豆島で働く」という選択肢を与えたい。

そして小豆島ならではの柑橘やオリーブを使った製品やサービスで、観光島としての再起も果たしたい。「まずは小豆島を元気にする。」それが、過疎化している日本全国の地方を元気にするモデルケースになるはずです。

企業として“利益”は重要な要素であるのは当然ですが、私たち井上誠耕園のすべての従業員は、利益だけを追い求めるのではなく、その根幹に「農業で地方を元気にする」「農業で国を変える」「農業によって、持続可能な社会をつくる」そんな熱い使命と志を持っています。

あなたへのメッセージ

私たちは「生産+加工+販売」の六次産業にとどまらず、現在は直営ショップやレストラン、さらに宿泊施設の運営など、新たな事業に日々チャレンジをして進化し続けています。間違いなく、これからますます井上誠耕園は事業の幅を広げていきます。

しかし、そのためには、事業の根幹となる「農業」を強化していく必要があります。加工や販売、それ以外のサービス業の力が成長していっても、肝心要の生産力がなくては、提供する製品が不足していくでしょう。だからこそ、まずは「農業に興味がある」「自然の中で働きたい」「農業栽培技術を極めたい」そんな想いを持った若者を求めています。そのうえで個人の適性やご希望をお伺いして、他部署や新事業の開拓部門に任用させていただきます。

【約束】「成⻑したい 」と願うあなたを全⼒で応援します

「何のために働くのか？」「私の仕事は誰を幸せにしているのか？」世の中にはそのような「仕事の本質」を考えずに働いている人や、企業が多いのではないでしょうか。与えられた作業を、毎日無意識にこなすだけでは、特定の作業に慣れるだけで自身の成長にはつながりません。

使命感や志を持ち、自らで勧んで得た「学び」だけが、未来のあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。新しいことにチャレンジし続けている井上誠耕園には、自由かつ確実に成長できる環境があります。何度失敗したって構いません。あなたの生活は私が守ります！

あなた自らの成長と成功のため、日本のため、お客さまのために、新しいことに躊躇せず、一歩を踏み出してくれることを願っています。

最後になりましたが、小豆島であなたにお会い出来る日を楽しみにしています。